現代陶芸作家・尾形アツシによる新作植木鉢が、Rurbanism online storeに入荷しました。
1960年東京都生まれ。現在は奈良県宇陀市に拠点を構え作陶を続ける尾形アツシは、鉄分を多く含む原土の力強さを生かし、粉引きや刷毛目といった技法を用いた作品で知られています。
薪窯で焼き締められた器は静けさの中に確かな存在感を湛え、花や植物を引き立てると同時に置かれる空間そのものに奥行きと緊張感をもたらします。
建築的な線と自然の質感が融合した尾形の造形はモダンなインテリアとも自然に調和し、暮らしの中に静謐な美を添えてくれます。
今回入荷した作品は尾形アツシによる、横11cm x 高さ7cmほどの小さな、手の中に収まるサイズの黒地刷毛目の植木鉢です。黒土で成形した素地に白化粧を刷毛で一気に走らせることで生まれる刷毛目はひとつとして同じ表情を持たない唯一無二の存在です。
勢いのある刷毛の軌跡が器肌に力強いリズムを刻み、作家の息づかいまでも閉じ込めたかのような躍動感と生命力を宿しています。
本作は、Rurbanismのために特別に制作された一点ものの植木鉢です。
尾形アツシの植木鉢作品は個展などで発表される機会がほとんどなく、市場に出回ること自体が非常に稀であるためきわめて希少性の高い作品といえます。
今回の作品には、アストロフィツム属のサボテンである白条複隆盤石を植え込んでいます。
白条複隆盤石は鸞鳳玉と般若の交配によって生まれた園芸品種で、自然界には見られないような白い条線と複隆のバランスが特徴的な、アストロフィツムの品種改良の結晶ともいえる存在です。
尾形アツシによる刷毛目の植木鉢と白条複隆盤石が持つ異質で静かな生命感。
そのふたつが合わさる佇まいは、まるで初めからそこに在ったかのような自然さを湛えています。
それはまさに手のひらに収まるひとつのアートピースです。
Rurbanism online storeでは本作のほかにも尾形アツシによる黒地刷毛目の花器をはじめとした作品を多数ご紹介しています。
Rurbanismは暮らしの中に美しいデザインと植物が共にある風景をこれからも丁寧に提案していきます。


