薪窯の跡 小野哲平

Teppei Ono – Traces of the Wood-Fired Kiln

長年にわたり土と火に向き合い続けてきた、現代陶芸作家・小野哲平。

その仕事は、素朴さや温かさの奥に確かな精神性を宿し、見る者、使う者を静かに惹きつけます。

土と向き合い、火に委ねて焼き上げられた作品たち。

薪窯による焼成が生む揺らぎや灰の表情は、そのまま器の“景色”として刻まれています。

何も入れずとも、役割を与えずとも、空間に置かれるだけで成立する存在。

使い手の時間や感情を受け止めながら、日々の暮らしに静かに寄り添う大壺。

花器は、草花の重みや水の気配を素直に受け止め、器と自然がひとつの景色として立ち上がります。

 

 

 

 

 

 

そして、Rurbanismでは今回が初めての取り扱いとなる大皿たち。

丸皿、角皿、そして「舟形」と名付けられた大皿は、小野哲平による近作です。

削ぎの痕跡や灰の付着、焼成による揺らぎが、そのまま“景色”として立ち上がり、空間に静かな緊張感をもたらします。

暮らしの中の器としてはもちろん、キャビネットの上に佇ませる、ダイニングテーブルにそっと置く。

それだけで、この作品はもとからそこに在ったかのような存在感を見せます。

 

 

 

 

 

使い道を定めないこと。

そこに“在る”形として成立するアートピースたち。

現代陶芸作家・小野哲平の作品は日常とアートの境界を静かに行き来します。

小野哲平の新作薪窯作品を、明日2月21日 (土) 11時より、Rurbanism online store にて販売開始いたします。