境道一 / ミモザ釉植木鉢 A
説明
径(φ)120mm×高さ(h)90mm 口径110mm
現代陶芸作家・境道一による、ミモザ灰釉の美しい植木鉢です。
ミモザの木から灰を採り、釉薬として用いたやわらかな乳白色の器は、とろりと優しい空気をまといます。ミモザ灰釉は境道一が生み出した独自の表現で、天然灰ならではの不均一さが、作品ごとに異なる奥行きと趣を与えています。
本作である織部釉とミモザ灰釉の植木鉢は、Rurbanismのために境氏が特別に制作した貴重な一点です。氏の植木鉢作品は個展でもほとんど発表されず、市場に出る機会は極めて少ないことから、大変希少性の高い作品といえます。
Rurbanismでは今後も、境道一による植木鉢をはじめ、多様な作品をご紹介してまいります。
境道一 / Michikazu Sakai
1975年、長野県須坂市生まれ。備前焼作家・正宗悟氏に師事し、1997年に故郷で穴窯を築窯。現在は香川県に拠点を移し、作陶を続けています。
薪窯で生まれる作品は、ふくよかな表情をもつ織部や粉引、ミモザの灰を用いた独自の釉薬など、多彩な趣を見せます。花器は土と炎の力をそのまま映し出し、花を生けることで空間に奥行きと静かな存在感を与えます。
自然の恵みを宿した花器は、暮らしのなかにやわらかなぬくもりを添え、花とともに日々を過ごす人の心をやさしく潤してくれます。
Born in 1975 in Nagano. Studied under Bizen ware potter Satoru Masamune after studying at the Bizen Pottery Center in Okayama. Did anagama kiln in Nagano, and currently makes pottery in Kagawa. His oribe, kohiki, and ash glaze works are fired in a wood-fired kiln and are expressive pottery.