村上躍 / 白灰化粧花器
説明
横(w)260mm×高さ(h)250mm
現代陶芸作家・村上躍による《白灰化粧花器》は、氏独自の発想から生まれた造形が魅力の作品です。円形の花器の上部に、小さな花入れ口がそっと据えられたかたちは、素朴な白灰化粧のざらりとした質感と、研ぎ澄まされた正確無比のラインが響き合い、静寂を纏ったアートピースとして佇みます。
造形の緊張感と、余白の中に潜む静けさ——村上躍の世界観を鮮やかに映し出す一本です。
Rurbanismでは今後も、現代陶芸作家・村上躍による花器、アートピース、植木鉢をはじめ、多様な作品をご紹介してまいります。
村上躍 / Yaku Murakami
1967年、東京都生まれ。現在は長野県にて作陶。
丹念に手びねりで形づくられる花器は、簡素で清らかな美しさをたたえ、空間に静かな気配をもたらします。
一つとして同じもののない整然とした佇まいは、花を生けることでさらに豊かな表情を見せます。日常の空間に凛とした美を添えながら、オブジェのように独自の存在感を放つ作品です。
Born in Tokyo in 1967. Currently based in Nagano, where she continues her ceramic practice.
Her vases, carefully hand-built with great attention, embody a simple and pure beauty that brings a quiet presence into the space.
Each piece, unique and orderly in its form, reveals an even richer expression when paired with flowers. While adding a dignified beauty to everyday surroundings, the works also stand as objects in their own right, radiating a distinctive presence.